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設計ノート

間合い

2009年08月26日

夫婦、親子、3世代同居、家とは一つ屋根の下で暮らす家族の距離をデザインすること、とも言いえます。「近くて遠い」「近づ離れづ」など相反する関係性を閉ざさずに、緩やかな間合いを持たせることを心掛けています。
気配が感じられる住まいでは相手への気遣いが生まれます。就寝時間の違いやTVの音、生活時間のズレなどが問題となりますが、みんなで話し合って解決する中から子供たちもたくましく成長していくと思います。複雑な暮らしを単純化できれば家はワンルームに近づきます。

寝室、ホール等の引き込み戸を開放するとワンルームハウスとなり、夏と冬で建具を使い分けます。

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4つの個室を引き込み戸で仕切った住宅です。吹き抜けのDKを中心に書斎コーナーや個室が繋がります。

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住まいの近代化は用途毎に空間を区分しましたが、異なる機能を束ねた一室空間には混在する面白さと暮らしの初源性があります。分け隔てのない空間は家族の親密性を高めます。

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