私の本棚
☆☆☆ オススメ度
建築家を志す方やこれから家を建てる方への推薦図書です。流行のスタイルに目を奪われがちですが、住まいや暮らしの本質は昔も今も変わりません。日本の家とは?安らかな暮らしには何が大切なのでしょうか?
「逝きし世の面影」 渡辺京二 著
自然と調和した生活文化の溢れる江戸日本が新鮮です。文明と引き換えに失ったものの大きさを痛感します。思いやり深く男も女も人も家畜もみな均しくフラットに生きてたのです!日本人のルーツを知り、生活文化を考える手掛かりがあります。小泉八雲の「日本の面影」もオススメです。
■読書対象者:建築士、施主

- 平凡社ライブラリー
- ☆☆☆
「絵のない絵本」 アンデルセン 著
豊かな想像力を育む短編集。建築も機能性から少し離れてこれくらい詩的であってほしい。豊かな暮らしには日常の細部を楽しむ、豊かな感性が必要なのかもしれません。
■読書対象者:施主

- 新潮文庫
- ☆☆

- 新潮文庫
- ☆☆☆

- 立風書房
- ☆☆
「夢見つつ深く植えよ」 メイ・サートン 著
田舎に古民家を買って移り住む一人暮らしの女性のエッセイ。豊かな自然や隣人たちとの関わり、そして生きる意味が静かに伝わってきます。続編「ひとり居の日記」もお勧めです。
■読書対象者:女性施主

- みすず書房
- ☆☆
「地球家族」 ピーター・メンツェル
世界30カ国のふつうの暮らしが写真で紹介されています。その国の平均的な家庭を取り上げ、家と家族の持ち物全てが紹介されています。巻末の日本のくらしが異彩を放ち、考えさせられます。
■読書対象者:施主

- TOTO出版
- ☆☆